北海道森町鷲ノ木
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他ではあまり書いていない記述、市立函館博物館五稜郭分館の先生に教えてもらった事実や推測、当サイトの管理人が独自に資料(原本)で調べたことなどには、ポイントのマークがついています。
読んで「これおかしいじゃない?」と思った方がいれば、歴史的根拠や推測、資料名を提示します。

--- 簡単な解説 ---

土方歳三、北海道の第一歩はここからはじまる!!「森町 鷲ノ木海岸」

土方歳三 北海道第一歩の地 鷲の木 「旧幕府軍上陸地点碑」】

新撰組 土方歳三は、 旧幕府軍の将として榎本武揚(えのもとたけあき)らとともに北海道へ

国際貿易港であった箱館(函館)での戦闘を避けるために北海道森町「鷲ノ木海岸」に1868年10月20日に到着。22日に上陸。

到着した日は、暴風雨。(さらに積雪30cm)

7隻の艦船、約3,000名の兵士

最初に上陸したのは土方歳三ら(陸軍)。
この時、榎本武揚は上陸しませんでした。



鷲ノ木駒ケ岳
秀峰 駒ケ岳が一望
森町 鷲の木「土方歳三上陸地点」

函館歴史 新撰組土方歳三
名所 Vol.01

地元漁師さんのコメント

内浦湾の漁師さんのコメントでは、「場所によっては潮の流れが強くなることがあり、小さなプレジャーボートだと転覆や沖に流されることもある。」とのことです。

新撰組土方歳三乗船

新撰組土方歳三らの旗艦
「開陽」

暦について

明治元年10月22日は旧暦です。
今の11月30日〜12月10日前後です。

鷲ノ木ってどんな町

このころの鷲ノ木は、住居150戸、住民800人。先日、鷲ノ木に行ってきましたが、昔のほうが、戸数、人口ともに多かったようです。
立地的に茅部方面に通じる道と函館に通じる交通の要点となっていますので、戦略的にも押さえたほうがいいポイントだと思われます。
現在の鷲の木は、静かな漁師街です。

北海道噴火湾

鷲の木付近 内浦湾の朝焼け

1968年10月22日の様子

まさに北海道の冬、全面銀世界の着艦だったようです。

土方歳三鷲ノ木上陸

蝦夷地鷲ノ木湾着艦之図
市立函館図書館蔵

この資料は、仙台藩士 荒井宣行が箱館戦争後に弁天岬台場に監禁されていたときに書いたものです。

芸術的にも雪の銀世界が上手に表現されていて私の好きな一枚です。

そのとき新撰組は

蝦夷地渡海のため仙台に集結したときには、京都以来の新撰組はわずか21名でしたが、入隊を希望した桑名、松山、唐津の藩士を加え上陸したときは163名になっていました。

新撰組が乗船した船は「大江丸」

函館歴史

物語の始まりの地です。
榎本武揚らは、江戸開城と徳川家の行く末を見守りながら、用意周到に機会を伺います。明治3年から、この間、幕府軍艦「回天」が江戸と箱館(函館)を往復し情勢を探っています。

仙台から8日間かけて北海道へ

1868年(明治元年)10月12日に仙台、石巻から蝦夷地(北海道)に向う

1868年(明治元年)10月22日 蝦夷地 森 鷲の木(鷲ノ木)海岸に上陸

10月20日に到着したが、22日に上陸。

仙台を出航と書かれている本が多いですが、正確には磋折ノ浜です。
そして、宮古湾の鋤ヶ崎で陣容を整え蝦夷地に向かいました。
船によって速さが違ったため、海上で陣容を整える必要がありました。

函館に直接向わず、森町鷲ノ木に着艦

国際貿易港の箱館(函館)での戦闘を避けるために箱館(函館)には直接向わず駒ケ岳をはさみ箱館(函館)の裏手にあたる森にある鷲ノ木海岸に着艦。

鷲ノ木は、艦隊終結が可能であり、箱館(函館)の裏へと続く最も近い道のあった場所です。また、内浦湾の汐首岬から南茅部までは絶壁という地形から鷲ノ木が選ばれた理由があります。
たまたま、鷲ノ木に着艦したのではありません。

直接、箱館(函館)に上陸しなかった理由として、当時、函館には領事館や外国貿易商が多数すんでいました。突然の艦隊の乱入と戦闘行為は、彼らに不信感を持たせる以外に何もありませんでした。

上陸時の模様 「暴風雨」

碑に書かれてある説明文では、上陸時、積雪30センチ、北西の強風、海は相当荒れていたとのこと。まともな上陸だったとは思えません。

開陽丸をはじめ回天、蟠龍など7隻で人数にして3,000人、うち上陸したのは、土方歳三ら陸上部隊であったと言われてます。

上陸後の鷲ノ木の役割

鷲の木は、上陸後も警備隊が置かれ、また室蘭などの開拓の後方陣地として使用されました。そして、高森台場、湯の崎台場、石川原口沢台場を構築して、海からの備え強固なものにしました。

名所の価値

ここは、小さな漁師町です。観光客はだれもいません。たぶん、上陸碑の傍に立っているは、あなただけでしょう。
海はきれいで、秀峰 駒ヶ岳を眺めることができます。

この上陸碑だけを見に行く目的ならおすすめできるかどうかと迷うところですが、大沼公園の観光のついでや函館-札幌間の移動の際には、おすすめです。

天気がよければ、この辺で幕末の思いにふけて、お弁当を食べるのもいいかもしれません。道の駅で食べるより、ずーっと気持ちいいこと請け合いです。
一応、車を止めれる場所もあるのでGOOD!

 

蝦夷共和国宣言より

歴史ファンや土方ファンには、個人的には是非行ってもらいたい場所です。
函館から車で約一時間という遠さ、近隣に観光名所がないといった立地の悪さ、数少ない限られた交通手段と条件の悪い場所かもしれませんが、それだけに行く価値がありそうな気がします。

マニアックな観光を推奨するつもりは毛頭ありませんが、普通の観光客の皆様は、絶対に行かない場所です。

ほんとに何にもないところですが「新撰組土方歳三 北海道第一歩の地 鷲の木」を個人的には推奨します。
近隣の観光名所
やグルメも知っていれば充実した観光ができます。

グルメ函館観光
このページの今後のアップ予定

・鷲ノ木付近にある3つの台場について

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